沼田頼輔の歌碑は基台石上50cm余りの屏風型の山石の反面を磨いて、短歌一首
さながらに生けるが如く
見まつりぬ
御神ながらも肌ゆたかなり
と彫りつけてあります。
昭和36年11月22日、頼輔の28回忌辰を記念して建てられた、江の島唯一の歌碑であります。この歌は与謝野晶子の鎌倉大仏の美男讃歌と好一対とたたえられています。
沼田頼輔は神奈川県愛甲郡宮ヶ瀬の農、山本喜三郎の次男で本名は頼助。のちに沼田家の養子となりました。
「日本紋章学」の著書として知られ神奈川県史にも研究深く、県内に多くの知人と門生をもっていました。
「沼田頼輔の歌碑」表示説明文より引用
宋国伝来の古碑にすぐ隣にありました。一緒の碑だと思って間違いそうでした。裸弁財天の美しさを讃えた歌碑です。