与謝野晶子の歌碑をはじめ、いろんな龍神の像なども展示されています。イルミネーションを煌めかせた夜光虫のモデルが、さらに神秘的なムードを作り上げています。

　神秘の池には数々の龍神が展示されています。スポットライトで照らされているのは与謝野晶子の歌碑です。

沖つ風　吹けば　またゝく　蝋の灯に　志づく散るなり　江の島の洞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　晶子

　こよなく江の島を愛した歌人与謝野晶子は、歌壇、文壇にとまらず、教育、評論、社会運動等、多彩な活動により不滅の金字塔を樹立した、ニ十世紀を代表する文化人であります。

　歌集「青海波」（明治四十五年一月刊行）にあるこの歌は、明治四十四年七月に詠まれました。

　それから九十年余り、蝋の火は今なお灯され、岩屋を訪ねる人の足許を照らしております。

　書は、晶子研究の第一人者、歌人尾崎左永子女史の筆になります。

　碑は、藤沢市在住の中山成彬氏の発願により建てられ、市に寄贈されたものであります。

平成十四年　十月吉日

藤沢市長

山本捷雄

　　　　　　　　　　　　　　　　　「与謝野晶子の歌碑」の表示説明文より引用

　夜光虫のモデル展示です。かつて江の島では、波間にはたくさんの夜光虫がただよっていました。

　洞窟の途中に無料でロウソクを貸してくれるところがありました。普通に観光していれば、ロウソクもちょうど良くもつのかもしれません。撮影しながらだったのでロウソクが燃え尽きてしまいました。

　ちなみに、入場者が少なかったので貸してくれましたが、ゴールデンウィークのような混雑している時はロウソクの貸し出しはしていないそうです。