サムエル・コッキング温室


♪ イチオシポイント


・ちょっとした冒険心をくすぐられるレンガ貼りの地下通路は、当時としては最先端に属していたものと思われます。


ボイラー室・貯炭庫


 この下にはボイラー室がありました。東側に接している貯炭庫とは地下アーチ型の入り口によって繋がっており、ボイラー室と温室は地下通路で連絡しています。外壁には煙突と思われる煉瓦の構造も見られます。ボイラー室で暖められた温水や蒸気は鉄管や鉛管を通じて各温室や池を巡っていました。その鉄管や鉛管がところどころ地面に顔を出しています。

 貯炭庫には二つのアーチ型天井に、燃料を投入するための穴が設けられています。

 明治30年の「植物学雑誌」の記述から、コッキングの温室には、蒸気の暖房施設があって、温室内は24度内外に暖められており、ランやサボテンなどの植物を栽培していたことがわかりました。


   サムエル・コッキング温室 「ボイラー室・貯炭庫」の表示説明文より引用

 サムエル・コッキング温室の入口です


 入ってすぐの地下になります。

 アクアリュウムになります。


 右に曲がる通路の先が、ボイラー室と貯炭庫になります。

 こちらがボイラー室と貯炭庫です。


 こちらは出口です。小さな地下室ですが、よく出来ています。