服部南郭の詩碑は、島内で一番古い詩碑で、高さ95cm、幅35cm表に七言詩、背面に文化2年(1805年)これを建立したと識語されてあります。南郭は、京都に生まれ、江戸に出て、儒学者荻生徂徠の門に学び、後に柳沢吉保に仕え、詩文をもって知られた人です。江の島には幾度も来遊し、そのたびごとに、江の島にちなんだ詩をのこしましたが、この詩は南郭の快心の作といわれています。
「服部南郭の詩碑」の表示説明文より引用
この服部南郭の詩碑も、芭蕉の句碑、佐羽淡斉の詩碑と同じところにあります。服部南郭は教養豊かな家庭で育ち、若いころからいろいろと教えられて学識が高かったようです。