不老門再建記念碑

 昔、中津宮の社前に竜宮城の門と同様な楼門があり、そこには「妙音弁財天像」(鎌倉時代後期から室町時代前期の作)が安置されていたと伝えられています。この不老門をくぐることが江の島参詣の魅力の一つであると言われました。

 その後、この楼門は、長い年月の間に天災や風雨を受け、破壊された姿をさらしていましたが、文久元年(1861年)相州津久井郡勝瀬の富豪の岡部政右衛門が私費を投じて独力で再建を果たしました。

 明治6年(1873年)、三重塔などと一緒に取り除かれてしまい、今はこの記念碑により建っていた門を偲ぶしかありません。


                  「不老門再建記念碑」表示説明文より引用

 階段を上がってすぐ、江島神社(中津宮)の向かい側にありました。今はなき楼門を偲ぶ記念碑です。