昆明市　中華人民共和国

友好都市提携年月日

1981年11月5日（友好都市提携印の日）

提携の動機と経過

　この都市提携の仲立ちとなったのは、中国国歌となった「義勇軍行進曲」の

作曲者で、中国現代音楽の先駆者といわれている聶耳（ニエ・アル）です。

　聶耳は1912年昆明市に生まれ、来日した1935年、市内鵠沼海岸で遊泳中帰らぬ人となりました。異国の地で短い生涯を終えた青年の死をいたんだ多くの市民により、1954年11月に記念碑が建てられ（後に台風により流出）、その後1965年に現在の記念碑が建てられました。こうした市民の好意は中国人民を大変感動させたといわれています。

　それ以降、両市の友好訪問時の相互訪問により親善が深められ1981年8月昆明市長から友好都市提携をしたい旨の文書が寄せられ、9月の定例市議会において都市提携の議決がなされ、11月5日友好都市提携の調印式が行われました。

昆明市の概要

　中国西南地区南部に位置し、市域面積は21,111平方キロメートル。ベトナム、ラオス、ミャンマーの各国と国境を接する雲南省の省都で、政治、経済、文化、交流の中心都市です。漢族のほかイ族、白族等25の少数民族が住んでいます。東、西、北の三方が山で囲まれ、南は広い池（昆明湖、約300平方キロメートル、琵琶湖のおよそ半分）に面した海抜約1,900メートルの高原にあり、平均気温14.5℃と温暖なため、古くから「春城」の別名があります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「昆明市」の表示説明文より引用

春澤園

　「春」は春城とも言われる昆明市、「澤」は藤沢市、両市の友情は春の風のように両市市民の心を潤すという意味。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「春澤園」の表示説明文より引用

　中国でよくお見かけしそうな建物「春澤園」です。中は十人そこそこの人が座れるようになってます。まわりの作りも豪華絢爛ですが、中に入ってみると鮮やかに描かれている天井絵が見応えがあります。

　頂上までエスカーを使わずに上った日には、この昆明広場の春澤園が休憩所となるでしょうね。